留学を考えること。

こんにちは!
まずは自己紹介から。
現在は東京大学大学院技術経営戦略学専攻の修士一年の丸井淳己(まるいじゅんき)といいます。
技術経営っていうのは技術を持っているんだけどどう社会に役立てようか、みたいなのを経営的視点から考えるっていうのが趣旨らしいんだけど、自分がやりたいのは基本的には情報系の分野です。

学部時代はmixiのネットワーク分析を研究としてしていましたが、今年はもうちょっと手を広げて機械学習とか自然言語処理とかをやってみたいと思っています。
人工知能分野と呼ばれる辺りを概観してみたいかも。
また今年やりたい事、やることは別の記事で上げてみます。

それで、現在は留学を目指しています。
去年までは米国一流大学の博士課程を目指していたんですが、今年はまだ白紙です。
このあたりを決めきれずにいるのは、もう少し留学について自分が深く考える必要があると思うからです。
それで今考えていることをまとめてみようと思って記事を書いてみることにします。

なぜ留学なんて言い出したのか考えてみると、たぶん最初は海外に住みたいというだけだったと思います。
ヨーロッパは旅行して好きだし、アメリカも悪いところじゃなかった。
それになにより、日本に住むというのはなんだかわかりきった世界に思えるけど、海外にすむというのはそれだけでわくわくすることなんじゃないか…って本当に軽い気持ちなんですけど、それだけの理由でも留学したいと思ってました。

でも段々大学3年生辺りから、いろんな人の生き様や社会を垣間見る機会があって、ちょうど就職活動を始める人が周りにいた事もあって、これはもっと真剣に将来を考えなければいけないと危機感を覚えました。
と同時に日本そのものにものすごく不安を抱くようになりました。
こんなダメっぽい政治ばかりやってていいのだろうか、潰れないだろうか、
労働環境も違うし、一人当たりGDPも相当低下している…そうでなくても生活水準は高くなかったのに!
この時期から、留学したい、から留学準備をはじめないと行けないという決意に変わりました。

でも何年間か日本から離れる事を考える事自体自分にとっては心理的な負担だったのかもしれません。
あの人にはもう会えないかもしれないとか考えていたら何気なく楽しんでいた毎日が急に貴重なもののように感じて、純粋に海外に住みたいからという理由だけでは足りなくなって、もっと大義名分を探すようになりました。
例えば東大がなぜ国際競争力を持てないかとか、一向に国際化しない大学について悲観したり、外国人を別の生き物のように当然に扱う日本の排他性について考えたり日本の将来性の無さを嘆いたり…まだ割と最近でもそう考えることが多いかもしれません。
でも自分は大学、ましてや日本の経営者ではないし、なにより選ぶのは自分の勝手であって、もっと考えるべきは自分がどうしたいのか、なぜその選択肢なのかでした。これを深く考えることが今まで残念ながら無かったような気がします。

このブログでは将来の事をあれこれ悩む痕跡を残していきつつ、日々の生活や感じたこと、勉強してることや興味のあることについて書いていきたいと思います!